相続に関する基礎知識や事例
■相続の対象
相続の対象となる財産は、主に以下の2種類に分けられます。
・積極財産…相続される方にとって経済的にプラスになる財産
(例…土地や建物などの不動産や、自動車、時計などの動産、有価証券など)
・消極財産…相続される方にとって経済的にマイナスになる財産
(例…借金や、第三者の連帯保証人債務など)
消極財産が積極財産を上回る場合は、損益を考慮して相続放棄をすることも考えられます。
■相続税と基礎控除額
相続に際し、遺産総額が基礎控除額を超える場合には金額に応じた相続税がかかります。
相続される方の人数によって基礎控除額は異なります。
・相続人1人…基礎控除額は3600万円
・相続人2人…4200万円
・相続人3人…4800万円
・相続人4人…5400万円
・相続人5人…6000万円
■相続税の対象
相続税の対象となる財産は、以下のようなものが挙げられます。
・土地や建物などの不動産
・自動車、家具、時計などの動産
・現金や預貯金、株式や投資信託など
他にも、公社債や、骨董品、入院保険金などが含まれます。
■相続税の算定
相続税は以下のような方法で算定されます。
(相続される財産総額)-(基礎控除額)×(相続税率[%])⁼(相続税)
■相続税の申告および支払い
相続税の申告および相続税の支払いは、相続が発生したことを知った日の翌日から10か月以内と定められています。相続が発生したことを知った日とは、原則として、被相続人が死亡した日を指します。申告や支払いは、被相続人の住所地の管轄の税務署で行います(支払いは金融機関の窓口でも可能です)。
相続の手続きや相続税の計算については様々な知識が必要です。
相続についてお悩みの方は、一度お気軽に、吉田法律税務総合事務所までご相談ください。
-
相続人に認知症の人がいる...
被相続人ばかりでなく、相続人に認知症の人がいた場合であっても、相続手続きに影響が及びます。そのためどのような影 […]
-
相続において兄弟間で不公...
相続においては、兄弟がともに相続人となるケースがあります。このような場合、上下関係や遺言の内容などの理由から不 […]
-
相続人以外の人が寄与分を...
亡くなった人の介護をするなどの形で、被相続人の看護や財産管理に貢献していた場合、その分寄与料をもらいたいと考え […]
-
相続人が行方不明で連絡が...
被相続人が亡くなり、その戸籍謄本を調べた時に、相続権を持つ方の中に連絡がつかない方がいるケースも考えられます。 […]
-
相続財産管理人とは?権限...
2023年4月も民法改正で、新たに誕生したのが相続財産管理人という制度です。この相続財産管理人とはどのような制 […]
-
連れ子には相続権なし|相...
自身と結婚相手の子である連れ子の間に血縁関係はありません。実質的には家族として共に生活し、自身の子として育てる […]
-
遺言執行者とは?権限や必...
遺言書を書くことが少しずつ身近になってきている昨今、「遺言執行者」という言葉を目にしたことがある方も多いのでは […]
-
再婚した場合に押さえてお...
結婚や家族の形が多様化している昨今、再婚家庭も増えつつあります。再婚家庭では相続関係が複雑になりがちなので、ト […]
-
不要な土地を相続放棄した...
資産価値のほとんどない、むしろマイナスになってしまうような土地を相続することになった場合、相続人の意思で相続の […]
当弁護士が提供する基礎知識
-
独身の人が亡くなった...
近年では生涯を独身のまま終える人も増えており、独身のまま死亡して相続が起こるような場合も頻発するようになってい […]
-
相続放棄が無効になる...
相続放棄とは、相続人が自己の相続分を放棄することを言います。このような行為は、相続人が相続に関する負債や問題を […]
-
限定承認のメリット・...
相続においては、原則としてプラスの財産だけではなく債務などマイナスの財産も引き継がれてしまいます。一方で相続放 […]
-
事業承継とは?事業承...
■事業承継の種類事業承継とは、会社の経営権や資産を次の経営者に引き継ぐことをいいます。事業承継は後継者の属性に […]
-
遺言書にはどのような...
■遺言書には3種類ある遺言とは、自身の死後の相続方法等についての意思表示をいいます。遺言が法的な効力をもつため […]
-
成年後見・任意後見の...
■法定後見・任意後見の違い成年後見制度とは、認知症や加齢により判断能力が低下した人を保護するため、後見人が法律 […]
よく検索されるキーワード

弁護士紹介
私は、敷居が高いと言われる弁護士のイメージを変えていきたいという思いから当事務所を立ち上げました。相続問題に力を入れていますが、相続にまつわる諸問題は、財産の名義書換の手続きという比較的単純な手続きから、相続税の申告という税金の問題、遺産分割紛争といった複雑な法律問題まで、程度の差こそあれ、ほとんどの方が経験することになる身近な問題です。そのような身近な問題を機に一度、当事務所にご依頼いただいき、弁護士と関わることで、弁護士に対する敷居の高さが解消できればと考えています。
弁護士吉田 昌史(よしだ まさふみ)
事務所概要
名称 | 吉田法律税務総合事務所 |
---|---|
代表者 | 吉田 昌史(よしだ まさふみ) |
所在地 | 〒251-0054 神奈川県藤沢市朝日町12-1門倉ビル8 4階1号室 |
TEL・FAX | TEL:0466-54-3100 / FAX:0466-54-3101 |
対応時間 | 平日 / 9:30~17:30まで ※事前予約で時間外の対応可能 |
定休日 | 土・日・祝 ※事前予約で休日も対応可能 |
